今をときめく大人気バンド「Mrs.GREEN APPLE」。特徴的なバンド名ですが、その由来はどういったものなのでしょうか。
今回はMrs.GREEN APPLEの名前の由来などについて紹介します。
「ミセスグリーンアップル」の名前の由来は?
ミセスグリーンアップルの名前の由来は「いつまでも熟さずに青りんごのような気持ちでやっていきたい」という思いから名付けられたと紹介されていることもありますが、これはボーカルの大森元貴さんが言うには後付けなんだそうです。
名前に食べ物が入っていると覚えてもらいやすい
バンド名の由来は「主に言葉の響きから」とのこと。確かに、長い名前の割には割とスッと入ってきやすい、気持ちの良いバンド名ですよね。
ただ、「食べ物や動物といった誰もが聞いて分かる名詞をバンドの一部に入れると覚えてもらいやすいんじゃないか」という考えはあったそうです。その中で、何かいい名詞はないかとバンドメンバーで考えていたところ、当時のベーシストから「GREEN APPLE」という名前が提案されたそうですよ。
「Mrs.」をつけた理由は?
GREEN APPLEだけでは爽やかすぎると感じ、大人な雰囲気を出せないかと考えた末に「Mrs.」というフレーズが思い浮かんだそうです。正しく大人を連想させる言葉としてMrs.が採用されたのですね。なお、既婚女性への敬称である「Mrs.」を加えたことにも「バンドの印象として柔らかい、中性的なイメージを出したい」という狙いがあったようです。大衆ウケするポップバンドとしての現在のミセスグリーンアップルの在り方を考えると、まさしく狙い通りのバンド名だなと思えます。
「ミセス」と呼ばれるのは何故?
「ミセスグリーンアップル」と全て呼ぶのは少々長いですよね。略称としてよく採用されるのは「ミセス」です。単に「ミセス」だけでバンド名を表すというのも少々違和感がありますが、「グリーン」だと覆面音楽グループ「GREEEEN」を連想しますし、「アップル」でもバンド名は連想されにくいでしょう。「ミセグリ」なども考えられますが少し語呂が悪い気もしますし、「ミセス」呼びになるのも当然の流れなのかもしれません。
Mr.Childrenを連想させるバンド名
日本のバンド界のレジェンド「Mr.Children」は「ミスターとチルドレンは正反対に思える」ことを念頭に置いた上で「自分たちの音楽が大人から子供まで幅広い人達の心に残るものになって欲しい」と、この名前になったようです。ミセスグリーンアップルも結果的に、大人を連想させる「ミセス」と熟していない「グリーンアップル」の組み合わせという、ミスチルを連想させるバンド名になっていますね。
ミセスグリーンアップルが「ミセス」と呼ばれるのも、ミスチルの「ミスター」と対になる言葉が使われているのがファンの印象に強く残ったからかもしれません。
バンド名の弊害も?
バンド名がバンド名だけにファンからのプレゼントなどで林檎を沢山いただくという大森元貴さん。しかし大森元貴さんはなんとりんごアレルギー!せっかくいただいたプレゼントも食べられないそうです。まさかこのバンド名でフロントマンが林檎アレルギーだとはファンも思いませんよね。
引用:モデルプレス
最後に
今回はミセスグリーンアップルの名前の由来について紹介しました。「赤に熟さず初心を忘れず」という由来については、「結成10年なので言っちゃうんですけど、全然後書き」と後付であることが後年になって明かされたようです。ファンからするとそれは衝撃の真実でしょうね。