映画「ラストレター」で2021年の日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した実力派の役者、森七菜さん。一時期メディア露出が減っていた時期もあり、「干された」という噂もあったようなのですが本当なのでしょうか。
今回は森七菜さんが干されたという噂、事務所トラブルの噂、そして現在の活動について調査しましたよ。
森七菜が干された?
スカウトをきっかけに2016年頃から芸能活動を開始し、2017年の映画「心が叫びたがってるんだ。」、同年のドラマ「先に生まれただけの僕」などで話題になった森七菜さん。当時は「オーディションにめっぽう強い15歳」なんて異名もあり、その後も新進気鋭の役者として大活躍していました。2020年公開の映画「ラストレター」ではその演技を高く評価され、また、2019年公開の映画「天気の子」で声優を務めたことでも有名ですよね。
そんな森七菜さんですが、2021年頃からはメディア露出が減ってしまった時期がありました。「干された」なんて噂もあったのですが⋯。
インスタグラムのアカウントが突然閉鎖
森七菜さんが干されたという噂が広まった理由には、目に見える変化が起こっていたことも影響しています。2021年1月に森七菜さんのインスタグラムが突然閉鎖してしまったのです。予告なしでの閉鎖にファンはとても悲しみましたが、理由無しに閉鎖に至る道理はなく、森七菜さんが当時所属していた「アーブル」の事務所からプロフィールなども消え、「引退?」という噂まで聞かれました。
事務所とのトラブルが発生?
この目に見える大きな変化を境に、森七菜さんについてさまざまな噂が報じられるようになりました。大まかには、森七菜さんが所属事務所、アーブルとトラブルを抱えており、泥沼移籍することとなった、というような内容です。
週刊誌によると、アーブルの事務所の社長が2019年頃に亡くなっており、それ以降アーブルのマネジメント力が低下してしまったのだとか。「ほとんど機能していなかった」とまで語るテレビ局関係者もいて、森七菜さんサイドが2020年12月に移籍を打診したとされています。インスタグラムなどの削除が2021年1月のこと。移籍問題が一ヶ月ほどで決着するのは普通では考えづらいことだと言われています。
森七菜の母親が干渉か
森七菜さんのお母さんはいわゆる「ステージママ」であり、業界でも「ななママ」と呼ばれる有名な存在だったという報道も多くあります。森七菜さんの仕事先に顔を出し、所属事務所を差し置いて関係者と談笑し、連絡先を交換したりもしていたのだとか。森七菜さんの芸能界入りのきっかけは、中学3年生という年齢で家族と食事をしていたところをスカウトされたという経緯もありますから、娘が心配な母親の気持ちは分からないでもありません。
森七菜さんサイドとアーブルとの間ではギャラの配分をめぐる話し合いが持たれていた、という噂もあり、そこでもお母さんが影響力を持っていたのかもしれませんね。
森七菜はSMAへの移籍を強く望んでいた
結局騒動の後、森七菜さんはアーブルからSMAへと移籍する形となったのですが、森七菜さんはただ「アーブルを出たい」というネガティブな方向の思いだけがあったわけではなく、「SMAへ移籍したい」という思いも強かったそうです。
森七菜さんは映画「ラストレター」の主題歌を自ら担当しており、更に「オロナミンC」のCM出演の際にホフディランの名曲「スマイル」をカバーするなど歌手活動もしていました。歌手としての活動意欲も強く、「スマイル」リリースの際にお世話になったソニーへの移籍を望んだのですね。
移籍騒動の中でイメージがダウン?
これらの報道や騒動の中で、詳細を知らされない世間の間では森七菜さん、及び森七菜さんサイドのイメージにも影響が出ることとなりました。特に森七菜さんのお母さんに関する報道は「ステージママ」という概念へのイメージの悪さからも、森七菜さんのイメージにダメージを与えていたようですね。
冷静に報道を洗ってみると、報道されている分でも森七菜さん本人の落ち度は特に無いように思えます。しかし、結果的に森七菜さん本人の関係のないところでマイナスイメージがついてしまったのです。
キャスティングに二の足を踏む
週刊誌などが報じた事務所トラブルは結局噂や憶測止まりで、真相というのはドラマを制作する現場などでもいまいち分からなかったようです。しかし曖昧なネガティブイメージでも制作側としてはキャスティングしづらい状況になってしまい、結果的に同時期の森七菜さんのメディア露出減に繋がりました。事務所移籍に際して少しトラブルがあったことが、森七菜さんが干されたという噂の原因になったのですね。
森七菜の現在は?
現在の森七菜さんは映画を中心に盛んに活動されています。2025年6月公開、小栗旬さん主演でコロナウイルス流行初期を扱った映画「フロントライン」や2025年10月公開予定、新海誠監督の劇場アニメーションを実写化した「秒速5センチメートル」に出演されていますよ。また、2026年春公開予定の「炎上」では主演を務めることが決まっています。
2025年の大ヒット作、「国宝」にも出演されました。これからの森七菜さんの役者としての飛躍を感じさせる一幕となりましたね。
2023年に連ドラ主演
一方で連ドラでの活躍は以前ほどは多くありません。2020年10月クールのTBS系ドラマ「この恋あたためますか」に出演した後の連ドラレギュラー出演は、2022年1月クールの日本テレビ系ドラマ「逃亡医F」でした。その後2023年7月クールにはフジテレビの「真夏のシンデレラ」で間宮祥太朗さんとダブル主演を務めましたが、今のところそれが最後の連ドラ出演となっていますよ。
2024年、2025年は連ドラ出演が一本もない森七菜さんですが、その間映画には盛んに出演しており、そちらの仕事が忙しいからか、もしくは役者として映画方面に舵を切ったのかもしれませんね。
最後に
今回は森七菜さんが干されたという噂や事務所トラブルの噂、現在の活動について紹介しました。2025年現在でもまだ23歳と若い森七菜さん。若くから活動されているので、騒動時点では20歳にもなっておらず、かなり若い時期に騒動の渦中の人物となって環境が激変したというのはすこし気の毒にも思えますね。森七菜さんのこれからの活躍からも目が離せません!