セブンイレブンの弁当は底上げがヤバい!詐欺商品をまとめてみた

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セブンイレブンの弁当は底上げがヤバい!詐欺商品をまとめてみた

近年は様々な商品が値上げラッシュとなっています。値段を変えずに内容量を減らすことで実質的な値上げを図るケースも多く見られますが、特にそういった手法を取っているとユーザーから叩かれることが多いのがセブンイレブンです。

今回はセブンイレブンの弁当の底上げ疑惑について調査しました。

セブンイレブンで底上げ疑惑のある弁当は?

かれこれ10年以上にわたってユーザーから「底上げ」を批判されているセブンイレブン。どのような商品に底上げ疑惑があるのでしょうか。セブンイレブンの弁当で底上げ疑惑のある商品を紹介しますよ。

豚焼肉弁当

最初に紹介するのは豚焼肉弁当です。唐辛子マヨネーズがついているのが嬉しい定番弁当なのですが、2024年にSNS上に「12年前は398円で847キロカロリーだったが現在は453円で703キロカロリーになっている」という指摘が見られました。シンプルに値上げもされているのですが、うまく内容量を減らすことで値上げの幅を抑えているのではないかと推測されていますよ。

スタミナ炭火焼肉弁当

続いて紹介するのはスタミナ炭火焼肉弁当です。商品のメインである炭火焼肉自体は美味しく、ユーザーからの引きも強そうな商品ですが、二重トレーになっていて中に底上げ用の容器が入っていることが話題になった商品でもあります。その仕様のために見た目以上にお米のボリュームが少なく、食べ応えが少し寂しいという声が多く上がりました。

出典:ずんだもんのニュース速報

底上げ疑惑は容器の問題

ここまでは商品毎に名指しで紹介してきましたが、コンビニの弁当はある程度容器が共通しているものです。特定の商品がまずいというよりは、共通して使われる容器が底上げ仕様になっていると疑われているのですね。

セブンイレブンの弁当の容器については、傾斜がついていて盛り上がっている部分のご飯などの量が減ってしまう「滑り台型」、中央部分が不必要に盛り上がっている「お山型」、反対に底の部分が中央にへこんでしまっている「底絞り型」、前述の二重トレーなど、「思っていたよりも内容量が少ない」と思わせる容器が多数採用されているのですね。

ルール上傾斜は必要?

2024年に週刊誌のインタビューで当時のセブンイレブン社長は上げ底疑惑を否定していました。「他と比べて本当にセブンイレブンが上げ底になっているのか」「なっていないでしょう?」「スーパーとか他のところ見てご覧なさいよ。どっちが上げ底かと」と強気な発言が目立ったのですが、その中で容器の傾斜については「電子レンジで温めたりする都合上、多少は傾斜がないとダメ」と言及しました。

底上げ以外にも問題点が?

なぜ弁当の底上げが問題視されるのかというと、「見た目ほどのボリュームが無くて購入した時に期待しただけの満足感を得られない」という点にユーザーは不満を持つのです。商品の容量などが数字で記載されている限りは詐欺とは言えないのですが、それはそれとして満足感が得られないと購入した側としてはポジティブな印象は得られませんよね。

そういった点では、弁当の底上げ以外にも問題視されるセブンイレブンの商品は複数あります。

タピオカ入り練乳いちごミルク

最初に紹介するのはタピオカ入り練乳いちごミルク。2021年頃にネットでも話題になった商品で、「パッケージからはいちごの果肉がたくさん入っているように見えて、実際には透明の容器にいちごの模様をプリントしていた」ということで、誤解を招くパッケージになっていると物議を醸しました。

また、バナナミルクについても「容器の上部に飲み物と同じ色を着色して入っているように見せかける」というパッケージが批判されていましたよ。

サンドウィッチ

続いて紹介するのはサンドウィッチ。サンドウィッチはパンとパンで具材を挟んだ商品であり、基本的にパンの縁ギリギリまで具材が入っている様子を想像しますよね。ただ、セブンイレブンの一部のサンドウィッチ商品について「具材が中央付近にしか入っていない」「スカスカ」という批判が寄せられることがありました。

同様の批判はおにぎりについてもあり「中身が空洞のおにぎり」だと具材の少なさをバッシングされる例がありました。

はみでたタンドリーチキン風バーガー

パン系統ならハンバーガーでも同様の批判があるのは想像もつきやすいですが、特に話題になったのは「はみでたタンドリーチキン風バーガー」。チキンがパンからはみ出るという、まさにボリュームを売りにした商品なのですが、確かに見た目はチキンがパンからはみ出しているものの、よくよく見るとチキンがパンの中腹ぐらいにしか届いておらず、「ちゃんと奥まで挟めばはみ出さずに収まるだろ」というツッコミをされる商品だったのです。ボリュームを売りにした商品でこれをやってしまうと、ユーザーの心象もよくありません。

うどん系やサラダ系

つゆやソースなどの液体が付属するうどんやサラダなどの商品の場合、そういった液体を商品の底に入れることで商品全体が多く見える、というものもセブンイレブンにはありました。これも一種の底上げ、批判の対象となることも多いです。

新社長は底上げ問題をどう見た?

2025年5月にセブンイレブンジャパンの新社長に就任した阿久津氏は「上げ底弁当といわれるように、問題はあったと思っています」とコメントしています。これはあくまでユーザーからそういった反応をされていたこと事態が問題で、詐欺のような行為を意図的に行っていたと認めるコメントではないとは思いますが、事実としてそういったイメージが根強い物となってしまったことを問題視し、商品の改善に動いているようですよ。

改善の過程の中で「企画側からではなく、お客様から見た時にそれがどう見えるのか」を精査したという阿久津氏。これまではセブンイレブン側が意図しない反応をされることもあったのでしょうね。

底上げ問題は本当にあった?

ネット上などで度々見られる、それこそ「はみでたタンドリーチキン風バーガー」の例などは、全ての商品が極端にユーザーの期待を裏切る出来になっていたという訳では無いのかもしれません。当時から「セブンイレブンに限らず、コンビニ弁当はこんなもんじゃないか」「SNSで言われているようなスカスカのサンドウィッチは実際にはない」と指摘する声も見られ、さらに近年はより改善傾向にあるようです。

底上げ問題は、それを問題だと思うかどうかが個人の価値観に委ねられているところもあるので、安易に批判してしまわないよう注意が必要ですよ。

最後に

今回はセブンイレブンの弁当の底上げ問題などについて紹介しました。あらゆる商品が値上げしていく現代社会、なんとか価格を抑えてやりくりしていく技も必要なことではあると思うのですが、そういった狙いが透けて見えるとユーザーの反感を買いやすいのですね。最近だとお米の値段が上がったりもしましたし、またコンビニにとっては苦しい時期が来ていると思われます。