近年、トレーディングカードの人気が高まっており、代表するのがポケモンカードです。新弾のパックが出る度にカードショップや家電量販店に行列ができるほど、その需要は増え続けています。
レアカードの価値はかなり高く、中には1枚4000万円するカードも…ポケモンカードには、どうしてそこまでの価値が付いたのでしょうか?その理由を調査しました!
ポケモンカード 値段が高騰しているのはなぜ?3つの理由
①ポケモン自体の人気が世界的に高まっている
ポケモンは日本のみに留まらず、世界中で人気のコンテンツです。その人気の高さから、需要に対して供給が間に合っていないのが現状です。そのため入手が難しく、カードの価値が上がっているのです。近年ではコレクション目的でのポケモンカード購入も増えており、人気の高いポケモンやキャラが描かれたレアカードは更に値段が高騰しています。
②転売屋などによる買い占めで入手困難に
ポケモンカードは需要が高く入手困難であることから、定価以上の値段で転売して利益を得ることが可能です。そのため、転売目的で大量に買い占める人が増え、更に入手困難になって価格が上がることとなりました。メルカリなどの普及で個人でも簡単に売買できるようになったことから、転売への参入ハードルが下がったことも要因の一つです。
③Youtubeで紹介されるようになった
2016年ごろから、Youtubeでポケモンカードが紹介され始めたのも要因の一つです。カードの開封動画などをYoutuberたちがこぞって取り上げるようになり、ポケモンカードの人気が爆発。それによってカードの価値が上がり、値上がりを期待して購入する人が一気に増えました。2022年には、HIKAKINさんが1枚5000万円の「リザードン」のカードを購入する動画も話題になりました。
値段が上がりやすいポケモンカード5つの特徴
①知名度が高く人気があるポケモンのカード
「ピカチュウ」「リザードン」「ミュウツー」など多くの人が知っているポケモンや、「ブラッキー」「ニンフィア」などブイズ系のカードは値段が上がりやすいです。しかし知名度が高ければ高騰するわけではなく、イラストの質やカードのレアリティが大きく影響します。特にSA(スペシャルアート)と呼ばれる特別なレアカードの人気が高いです。
②女の子キャラのカード
「リーリエ」「アセロラ」「マリィ」「ナンジャモ」など、ポケモンのゲームに登場する女の子キャラのSR(スーパーレア)は値段が上がりやすいです。また、ゲームではモブ扱いのキャラクターでも、人気イラストレーターが描いたカードは高騰する傾向にあります。特にイラストレーターの「さいとうなおき」さんが手がけたカードは絵が可愛いことでコレクター人気が高いです。
③大会などで限定配布されたカード
ポケモンカードの大会で限定配布されたカードや、イベントのプロモーションで配布されたカードは価値が高い傾向にあります。カード大会での上位入賞が条件になっているなど、入手が難しいカードが多いです。また、プロモーション用のカードは知名度が高いポケモンが起用されやすいです。これらのカードは世に出回る数が少ないため、コレクター需要が高いです。
④製造ミスなどのエラーカード
製造時のミスによる誤植が発見されたカードも、コレクター需要が高いです。中でも有名なのは「かいりきリザードン」と呼ばれるカード。「かえんポケモン」のリザードンですが、「かいりきポケモン」と間違った表記がされていることから希少価値があり、高額カードとなっています。他にも、ポケモンが使う技名の記載が間違っているカードなどがあります。
⑤旧裏デザインのカード
ポケモンカードゲーム初期(1996年〜2001年)はカード裏面のデザインが異なっており、その初期の裏面デザインのことを旧裏デザインと呼びます。既に絶版していることから入手が難しく、更に保存状態の良い美品が少ないことから、状態の良い旧裏デザインのカードは価値が高いです。しかしこれらのカードは、少しでも傷があったりすると価値が激減してしまいます。
最後に
ポケモンカードが高騰している理由と、値段が高いカードの特徴を紹介しました。ポケモンのキャラ人気は世界的に高まっているため、ポケモンカードブームはまだまだ続くのではないかと予想されます。
人気過ぎて入手困難になってしまったポケモンカードですが、公式により新弾パックが受注生産されることも発表されました。これを機に、皆さんもポケカブームに乗っかってみてはいかがでしょうか?