当サイトは海外在住者に向けて発信しています。

『オトナブルー』が気持ち悪いといわれる理由は?首振りダンスや元ネタの「古い日記」も解説

『オトナブルー』は、新しい学校のリーダーズが2020年に発表した楽曲です。2023年にTikTokで大ヒットした一方、ネット上では「気持ち悪い」という声も見られました。この記事では、そういわれる理由を歌詞やダンス、衣装の面から整理し、元ネタとされる和田アキ子さんの「古い日記」との関係も解説します。

『オトナブルー』が気持ち悪いといわれる主な理由

「気持ち悪い」という感想は、曲そのものの出来よりも、歌詞と見た目の組み合わせに向けられたものが中心です。ニュースやSNSで目立った意見を整理すると、主に次の4つに分けられます。

理由具体的な内容
歌詞大人の恋を背伸びして求める、少し色っぽい内容
衣装セーラー服風の衣装で官能的に歌い踊る
ダンス首だけを動かす振り付けや、脚を大きく開く動き
露出の増加紅白出場などで、普段見ない層の目に触れた

いずれも「曲が嫌い」というより、見る人の受け止め方によって評価が分かれている点が特徴といえるでしょう。

歌詞の大人っぽさが刺激的に感じられる

『オトナブルー』は、まだ大人ではない女の子が、大人の恋にあこがれて背伸びする気持ちを描いた曲とされています。挑発的な言い回しも含まれるため、家族と一緒に聴くと気まずいと感じる人もいるようです。特に若い世代を中心に流行したことで、内容と年齢層のギャップを指摘する声が出たと考えられます。

セーラー服姿とのギャップ

グループはデビュー当時から、セーラー服風の衣装をトレードマークにしています。2023年11月の歌番組出演後には、制服姿で大人びた歌詞を歌うことに不快感を示す投稿があったと報じられました。芸能ジャーナリストは、セーラー服が性的に見られてきた過去の風潮も影響しているのではないかと分析しています。

紅白出場で多くの人の目に触れた

同グループは、2023年末の『第74回NHK紅白歌合戦』に初出場しました。テレビ出演が増えたことで、TikTokを見ない世代にもパフォーマンスが届くようになります。その結果、称賛の声と同時に「苦手」という反応も目立つようになったといえるでしょう。

首振りダンスが気持ち悪いといわれるのはなぜ

『オトナブルー』の代名詞といえるのが、サビで披露される「首振りダンス」です。肩や手を動かさず、真顔のまま首だけを左右にスライドさせる動きが特徴となっています。

アイソレーションを使った人間離れした動き

首振りダンスには、アイソレーションと呼ばれる技術が使われているとされています。アイソレーションとは、体の一部分だけを独立して動かすダンスの基礎練習のことです。首だけが別の生き物のように動くため、初めて見ると不思議さや不気味さを覚える人もいるのでしょう。

出典:ATARASHII GAKKO! – 新しい学校のリーダーズ

振り付けはメンバー自身が考案

同グループの振り付けは、メンバーが自分たちで考えているとされています。昭和風のベタな動きをあえてコミカルに取り入れるのも、グループらしい演出の一つです。真剣な表情と奇抜な動きの落差が、「クセになる」と「気持ち悪い」の両方の感想を生んでいると考えられます。

『オトナブルー』の基本情報

ここで、楽曲の基本的なデータを確認しておきましょう。

項目内容
発売日2020年5月1日(配信限定シングル)
作詞新しい学校のリーダー達
作曲・編曲yonkey
曲調エレクトロサウンドと昭和歌謡の融合
MV公開2023年3月

リリース当時はメジャーレーベルとの契約が終わり、インディーズで活動していた時期でした。
MVを作る予算がなかったため、メンバーがスマートフォンで撮った動画をSNSに投稿して宣伝していたとされています。
タイトルには「大人ぶる」と「ブルー」をかけた言葉遊びが込められているそうです。

発売から3年後に大ヒットした経緯

『オトナブルー』は、発売直後から大きく売れた曲ではありません。2022年のテレビ歌唱をきっかけに注目が集まり、2023年1月ごろからTikTokで首振りダンスをまねする動画が広がりました。

発売から紅白までの歩み

  1. 配信限定シングルとしてリリース

  2. テレビでの歌唱をきっかけに注目が集まる

  3. TikTokで首振りダンスの動画が大流行

  4. ヒットを受けて公式MVが公開

  5. TikTok上半期トレンド大賞2023で大賞

  6. FNS歌謡祭で和田アキ子さんと共演

  7. 新語・流行語大賞トップ10入り、紅白に初出場

2023年には「TikTok上半期トレンド大賞2023」で大賞を受賞しています。さらに、グループ名と「首振りダンス」が同年の新語・流行語大賞のトップ10に入りました。日本レコード大賞の優秀作品賞にも選ばれるなど、批判の声がある一方で幅広く評価された一曲です。

『オトナブルー』の元ネタは和田アキ子の古い日記

『オトナブルー』は、発表当初から和田アキ子さんの「古い日記」を思わせる曲として話題になっていました。「古い日記」は1974年に発売されたシングルで、力強い歌声と印象的な掛け声で知られる楽曲です。

メンバーも和田アキ子さんからの影響を公言

メンバーは、この曲に和田アキ子さんの影響があることをインタビューで語っています。SUZUKAさんの歌い回しが和田さんを思わせるとの評価もあり、ジャケット写真にもオマージュが見られると指摘されています。つまり「パクリ」ではなく、昭和歌謡へのリスペクトを込めた作品と受け止めるのが自然でしょう。

FNS歌謡祭で本人とのコラボが実現

2023年7月12日の『2023 FNS歌謡祭 夏』では、和田さんと新しい学校のリーダーズの共演が実現しました。「古い日記」と『オトナブルー』を1つにつなげたマッシュアップが披露され、大きな反響を呼びます。番組では、メンバーが和田さんの写真を置いてレコーディングしたというエピソードも紹介されました。

オトナブルー

新しい学校のリーダーズ

発売年
2020年
歌の特徴
昭和歌謡風の力強い歌い回し
見どころ
首振りダンス

古い日記

和田アキ子

発売年
1974年
歌の特徴
パンチのある歌声と掛け声
見どころ
印象的な掛け声のフレーズ

山本リンダさんの楽曲との共通点も

一部では、山本リンダさんの曲の雰囲気も混ざっているという見方もあります。同グループは2023年に、山本リンダさんの代表曲「狙いうち」をカバーし、映画『リボルバー・リリー』の応援ソングに起用されました。ただし、制作側が特定の曲を元ネタとして公式に明かしたわけではない点には注意が必要です。

気持ち悪さもグループの個性の一部

新しい学校のリーダーズは「個性と自由ではみ出していく」ことをコンセプトに掲げています。型にはまらない表現を目指す以上、見る人によって好みが分かれるのは避けにくい面もあるでしょう。グループ全体への評価については、新しい学校のリーダーズが気持ち悪いといわれる理由をまとめた記事も参考にしてみてください。

まとめ

『オトナブルー』が気持ち悪いといわれる背景には、背伸びした歌詞とセーラー服姿の組み合わせや、首だけを動かす独特なダンスがあります。一方で、昭和歌謡へのオマージュや中毒性のあるパフォーマンスは高く評価され、2023年を代表するヒット曲となりました。好みが分かれることも含めて、グループらしさが表れた一曲といえるでしょう。