各選手の活躍で大盛り上がりとなった東京オリンピック2020。
他国に引けを取らないメダル獲得数で、どの競技も見逃せない瞬間ばかりでしたね。
そして、選手がメダルと共に掲げている姿が印象的なのが「ビクトリーブーケ」。
こじんまりとした小さな花束ですが、実は深い意味が込められたものだったようです!
そこで今回は、デザインが素敵な「ビクトリーブーケ」について、一体どんな意味があるのかや購入できるかどうかなどをご紹介したいと思います。
オリンピックのブーケ(ビクトリーブーケ)がかわいい!
ビクトリーブーケは、試合に勝った選手が表彰台に上がるとき、メダルと共に受け取るものです。
喜びに満ちた選手の顔が、華やかな花束に彩られてとっても綺麗ですよね!
やっぱりビクトリーブーケかわいい〜
選手も受け取ってからブーケのお顔側をテレビカメラに見せてきたりするからほっこりする☺️#Tokyo2020 pic.twitter.com/MHmz4pkt88— あここ先生☺︎⑅⃛ (@Acc0xoxo) August 7, 2021
こちらの投稿のように、SNSには「ビクトリーブーケが可愛い!」というコメントが多数寄せられています。
大きすぎず、手にすっぽりと収まるサイズなのも可愛いポイントといえますね。
あくまでもメインは「メダル」、ビクトリーブーケは副賞としての役割をきっちり果たしています。
ビクトリーブーケかわいいのでわたしもほしいですー pic.twitter.com/JqVtAyOLQe
— 碧 (@Aoske___) July 26, 2021
2021年は、新型コロナウイルスの影響で実際に試合を観戦することができなかったオリンピックとなりました。
しかし、少しでもオリンピック気分を味わいたいのも事実……!
お部屋にビクトリーブーケを飾ることができたら、あの日の感動も薄れずにずっと楽しめそうですよね。
ビクトリーブーケにくっついてるこの子が段々かわいく見えてきて昨日グッズショップ行ってお買い上げ!笑
動いてるとよりかわいいからもっと会場とかで活躍してるところ見たかったな〜〜#ミライトワ pic.twitter.com/6equUUQoU5— hao (@___99126) August 11, 2021
東京2020の公式キャラクターに選ばれた「ミライトワ」と「ソメイティ」。
表舞台に姿を現すことはほとんどありませんでしたが、ビクトリーブーケにはばっちりデザインされていました!
ビクトリーブーケを受け取る選手を見て、初めてミライトワやソメイティのことを知ったという方も多いでしょう。
あまりの可愛さに、公式ショップでぬいぐるみを購入した方も!
ビクトリーブーケって何?
ここで、改めてビクトリーブーケとは一体どんなものなのかをご紹介したいと思います。
「VICTORY BOUQUET PROJECT」から生まれ、日本ならではの「おもてなし」の心を表しているとされるビクトリーブーケ。
オリンピック・パラリンピックを合わせて5,000個が用意されているといわれており、全ての花を日本産のもので制作しています。
そして、オリンピックのブーケにはミライトワが、パラリンピックのブーケにはソメイティがぬいぐるみとなって飾られています。
自国へ帰る選手にとって、「生花」は環境保護の観点から持ち出すことができません。
日本にいる間は花を楽しみ、帰国時はぬいぐるみを思い出として持ち帰ってほしいというサプライズでもあるのです!
ビクトリーブーケのデザインは?
ビクトリーブーケには、パッと目を引く明るいカラーの花が使われているのがわかります。
花の種類や産地をこちらにまとめてみました。
【オリンピック ビクトリーブーケ】
・トルコギキョウ(福島県産)
・ヒマワリ(宮城県産)
・リンドウ(岩手県産)
・ナルコラン(福島県産)
・ハラン(東京都産)
東日本大震災で大きな被害を受けた福島県の「トルコギキョウ」。
さらには津波から逃げる際に子供たちが目指したといわれる丘に、毎年のように咲く「ヒマワリ」。
そして、岩手県を代表する「リンドウ」の3つが主体となったブーケです。
【パラリンピック ビクトリーブーケ】
・トルコギキョウ(福島県産)
・バラ(宮城県産)
・リンドウ(岩手県産)
・ハラン(東京都産)
中心に堂々と咲き誇るバラはアスリート自身を、その周りを支えるトルコギキョウやリンドウが周囲からのサポートを表しているそう。
花の種類を見るとわかるように、このビクトリーブーケには「復興」のメッセージが込められています。
土地が完全に戻ってきたわけでも、人々の心から惨劇が消え去ったわけでもありません。
しかし震災やコロナに見舞われながらも、無事東京でオリンピックが開催されたことに感動せずにはいられません。
ロンドンオリンピックのビクトリーブーケ、すっごく可愛い。 pic.twitter.com/XJQm6FJv
— ユズ (@yuzumoku3) August 12, 2012
こちらは、2012年に開催されたロンドンオリンピックのビクトリーブーケです。
全てイギリス国産の花が使われ、オレンジ・イエロー・ピンク・グリーンと4種類ものバラが目を引きます。
作成する際、デザインはもちろん「香り」にもこだわっていたそう。
見ているだけでバラのいい香りが漂ってくるようですね。
ちなみに2008年の北京オリンピックでは、赤いバラをモチーフとしたシンプルかつ情熱的なブーケ。
2004年のアテネオリンピックでは、ギリシャを象徴する「オリーブ」をふんだんに使い、オリーブ冠とセットで渡されたのも印象的でした。
ビクトリーブーケの代わりに、今回のリオでは、このオブジェが、渡されます。
団体優勝の表彰式で、白井健三くん、「これ、歯ブラシたて?」と pic.twitter.com/E1cbSGSVqD
— 遊狸玖 (@OTANUKI_69) August 11, 2016
一方、2016年のリオオリンピックでは、ビクトリーブーケの制作はなかったんだそう。
こちらのちょっと変わったオブジェ、実は「メダル置き」。
環境保護を強く推進するブラジルだからこそ、花ではなく物で選手をたたえたのです。
ビクトリーブーケは購入できる?
先ほどもご紹介したように、ビクトリーブーケはオリンピック・パラリンピック併せて5,000個のみ用意された「メダリストへの副賞」です。
一般販売はされておらず、私たちが本物を手にすることはできません。
しかし、1本から好きな花を選べる花屋さんに行けば、ビクトリーブーケそっくりの花束を作ることも可能!
ミライトワやソメイティのぬいぐるみと一緒に飾れば、気分はたちまちアスリートです♪
ミライトワやソメイティなど、東京オリンピック2020関連のグッズは公式オンラインショップから購入することができますよ。
オリンピックのブーケ(ビクトリーブーケ)のまとめ
今回はオリンピックで話題となったビクトリーブーケについて、込められた意味や購入できるかどうかなどをご紹介しました。
お部屋に花束があるだけで、雰囲気はガラリと明るくなるもの。
せっかくならば復興のシンボルでもある国産の花を飾り、選手はもちろん日本のことも応援したいですね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。